晩夏〜秋の入り口
晩夏から秋の入り口で聴きたい50曲。定番の「夏の終わり」ソングから、音楽通も唸る秋うたの名曲まで
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夏が終わり、少しずつ秋の気配が近づいてくるこの季節。ラジオでリクエストが多い定番曲から、番組で実際に選んできた楽曲、そして「音楽好きなら知っておきたい」秋の名曲まで、50曲まとめました。
前半は邦楽の「夏の終わり」ソング、後半は洋楽やジャズスタンダードも交えた「秋うた」の殿堂。長めのプレイリストですが、気になるところから聴いてもらえたら嬉しいです。
定番・王道の「夏の終わり」ソング
- No.1
プラスティック・ラブ
竹内まりや
1984年の楽曲ながら、今もなお「夏の終わり」を象徴する1曲として語られ続けている名曲。 シティ・ポップ再評価の波の中心にいる曲でもあり、この曲を知らずして「夏の終わりプレイリスト」は語れないと思っています。 アーバンなグルーヴに乗って、少し気だるい夕方のドライブに流したい定番中の定番です。
- No.2
すべりだい
椎名林檎
滑り台から滑り落ちるように、季節が移ろっていく感覚を音にしたような1曲。 椎名林檎さんらしい独特のアレンジと、どこか物憂げな声のトーンが、夏から秋へのグラデーションによく合います。 静かな午後にじっくり聴いてほしい1曲です。
- No.3
マリーゴールド
あいみょん
2018年8月にリリースされ、以来「夏の終わり」を代表するアンセムとして定着した楽曲。 素朴でまっすぐなメロディが、夕暮れ時の切なさとまっすぐ重なります。 このプレイリストの軸になる1曲として、外せずに選びました。
- No.4
陽炎
フジファブリック
タイトルの「陽炎(かげろう)」という言葉自体が、真夏の熱気がゆらゆらと収まっていく晩夏の空気そのもの。 フジファブリックというバンドの持つ、儚さと温かさが同居した独特の質感が際立つ1曲です。 毎年この時期になると、自然と聴きたくなる1曲だという方も多いのではないでしょうか。
- No.5
茜色の夕日
フジファブリック
「陽炎」と並んで、フジファブリックの中でも特に季節の変わり目に聴きたくなる1曲。 タイトル通り、茜色に染まっていく夕方の空気感を音楽で表現していて、1日の終わり・季節の終わりが重なって聴こえてきます。 2曲続けて聴くと、より一層晩夏の空気に浸れると思います。
- No.6
サイダー
赤い公園
炭酸が抜けていくように、夏の熱気が少しずつ落ち着いていく様子を描いたような1曲。 赤い公園というバンドが持っていた透明感のあるサウンドが、この季節の切なさとよく合います。 あの独特のギターのフレーズを聴くと、今でも夏の終わりを思い出す方も多いはずです。
- No.7
感電
米津玄師
2020年8月にリリースされたこの曲は、ドラマの主題歌としても大きな話題になりました。 夏の終わりの高揚感と緊張感が同居したサウンドは、夜のドライブにもぴったり。 ボリュームを上げて、季節の変わり目の空気を切り裂くように聴いてほしい1曲です。
- No.8
だいすき
岡村靖幸
ファンクネス溢れるグルーヴが、少し涼しくなり始めた夜にじわじわと効いてくる1曲。 岡村靖幸さんならではの独特のリズム感覚が、季節の変わり目の落ち着かない気分にちょうどよく寄り添ってくれます。 "音楽通"のプレイリストには欠かせない存在だと思い、選びました。
- No.9
未来
Mr.Children
2005年9月リリース、タイトル通り「これから」に目を向けた1曲。 夏が終わり、新しい季節に向かっていく気持ちの切り替えに、そっと背中を押してくれるような楽曲です。 派手さはないですが、じんわりと効いてくる名曲だと思います。
「染」「SUMMER END」など言葉通りのテーマ曲
- No.10
染
iri
2022年9月リリース。タイトルの「染」という漢字そのものが、緑から紅葉へと色づいていく季節の変化を思わせます。 iriさんの気だるくも芯のある歌声が、季節の変わり目特有の物憂さと重なって聴こえてきます。 タイトルだけで選んだと言われても納得の、直球なテーマ曲です。
- No.11
SUMMER END
iri
タイトルがそのまま「夏の終わり」を意味する、このプレイリストのためにあるような1曲。 「染」と同じiriさんの楽曲ですが、こちらはよりビートが効いていて、季節の終わりの高揚感を感じさせてくれます。 2曲続けて聴くと、iriさんの表現の幅広さも感じられると思います。
- No.12
more than words
羊文学
2023年9月リリース、アニメ『呪術廻戦』渋谷事変編のエンディングテーマとしても話題になった1曲。 言葉にできない想いをそのままタイトルにしたような楽曲で、季節の変わり目の言葉にならない感情によく寄り添います。 羊文学らしい、透明感のあるギターサウンドも魅力です。
- No.13
ヒカリヘ
miwa
2012年8月リリース、ドラマ主題歌としても広く知られている1曲。 光に向かって進んでいくような前向きなメロディが、夏の終わりの寂しさをそっと払拭してくれます。 季節の変わり目に、次の一歩を踏み出したい気分の時に選びたい1曲です。
- No.14
ぼくらが旅に出る理由
安藤裕子
旅立ちをテーマにした楽曲で、季節が変わるタイミングにぴったりの1曲。 安藤裕子さんの独特な歌い回しが、新しい季節への一歩を後押ししてくれるような気持ちにさせてくれます。 夏の思い出に区切りをつけて、次に進みたい時に聴いてほしいです。
- No.15
センチメンタルな夏
曽我部恵一
2007年8月リリース、タイトル通りのセンチメンタルな空気感が漂う1曲。 サニーデイ・サービスでの活動でも知られる曽我部恵一さんらしい、素朴で温かみのあるサウンドが季節の変わり目の心情に寄り添います。 派手な演出のない、静かな余韻を楽しんでほしい1曲です。
- No.16
衣替え feat. BONNIE PINK
tofubeats
タイトルの「衣替え」という言葉そのものが、まさに季節の変わり目を表す日本語。 tofubeatsさんのトラックに、BONNIE PINKさんの伸びやかな歌声が乗ることで、爽やかさと切なさが同居した1曲に仕上がっています。 衣替えのタイミングで、ぜひ聴いてほしいです。
- No.17
ソーダ
sumika
2014年リリース、炭酸のように弾けるサウンドが夏の終わりの気だるさを吹き飛ばしてくれる1曲。 sumikaらしい疾走感のあるバンドサウンドで、季節の変わり目に前を向きたい時にぴったりです。 個人的にも、番組でよくかけてきた思い入れのある1曲です。
今年(2026年)リリースの新しめの曲
- No.18
夏の影
Mrs. GREEN APPLE
2025年8月リリース、CMソングとしても広く知られるようになった1曲。 タイトルの「夏の影」という言葉が示す通り、まだ夏の余韻を引きずりながらも、少しずつ季節が移ろっていく様子を描いています。 新しい世代の"夏の終わりソング"として、このプレイリストに加えました。
- No.19
GO
ハク。
2026年9月リリースの新曲。まさに今の季節にリリースされたばかりの1曲です。 前に進んでいくタイトル通りの推進力のあるサウンドが、季節の変わり目に新しい一歩を踏み出したい気持ちを後押ししてくれます。 これからよく聴かれるようになっていく予感がする1曲です。
- No.20
Sunshine
Jungle
2026年8月リリース。UKのファンク/ソウルユニットJungleらしい、洗練されたグルーヴが心地よい1曲です。 タイトルは「陽射し」ですが、どこか郷愁を感じさせるメロウな質感があり、夏の終わりの午後にゆったり聴くのにちょうどいいバランス感覚を持っています。 洋楽枠の中でも、比較的新しいところから選びました。
- No.21
midi u
北村蕗
2026年9月リリース、北村蕗さんの中でも特にパーソナルな1曲として発表されました。 静かなピアノのフレーズから始まる構成が、夜が少しずつ長くなっていくこの季節の落ち着いた時間によく合います。 じっくり歌詞の世界に浸りたくなる楽曲です。
- No.22
来て
サバシスター
2026年9月リリースの新曲。誰かを呼び寄せるようなタイトルが印象的です。 季節の変わり目に人恋しくなる気持ちと重なる、素直な感情表現が魅力の1曲だと思います。 新しい季節の始まりに、大切な人と過ごしたくなる楽曲です。
- No.23
風になれるはず
imase
2026年9月リリース。風というモチーフが、まさに夏の熱気を吹き飛ばして秋を運んでくる季節の変わり目にぴったりです。 imaseさんらしい浮遊感のあるボーカルと、軽やかなトラックの組み合わせが心地いい1曲。 窓を開けて、少し涼しくなった風を感じながら聴いてほしいです。
- No.24
不革命前夜
NEE
2021年9月リリース、疾走感のあるロックサウンドが特徴の1曲。 NEEというバンドの持つエネルギッシュな演奏が、季節の変わり目のざわざわした気持ちとリンクします。 新しめの邦楽ロックからも1曲選びたく、この曲にしました。
洋楽枠
- No.25
Virtual Insanity
Jamiroquai
1990年代を代表するアシッドジャズ/ファンクの名曲。今聴いても全く古びていないグルーヴ感が魅力です。 少し肌寒くなってきた夜に、あえてこういう温度感のあるファンクを流すと、部屋の空気がぐっと締まります。 洋楽枠のオープニングとして選びました。
- No.26
Don't Look Back in Anger
Oasis
ブリットポップを代表する大アンセム。合唱したくなるようなメロディラインが印象的です。 過去を振り返りながらも前を向いていくという曲のスタンスが、夏の思い出を胸に新しい季節へ向かう気分と重なります。 音楽好きなら一度は通る、外せない1曲だと思います。
- No.27
Driving
Everything But The Girl
落ち着いたトリップホップ/アダルトコンテンポラリーサウンドが心地いい1曲。 タイトル通り、車を走らせながら聴きたくなる質感で、季節の変わり目の夜のドライブによく合います。 渋いセレクトですが、"音楽通"にはぜひ聴いてほしい1曲です。
- No.28
Dangerous
Rumer
ソウルフルで温かみのある歌声が魅力のRumerによる1曲。 派手さはないですが、じっくりと聴き込むほどに味わいが増すタイプの楽曲で、静かな夜にぴったりです。 落ち着いた洋楽が欲しい時に選びたい1曲です。
- No.29
Last Smile
LOVE PSYCHEDELICO
2000年リリース、日本のロックシーンに大きな影響を与えたLOVE PSYCHEDELICOの代表曲のひとつ。 英語詞ながら日本人の心情に深く刺さるメロディが、別れと再出発を思わせる季節の変わり目によく合います。 邦楽と洋楽の橋渡し的な存在として、この枠に入れました。
- No.30
Heartbeat
Tahiti 80
1999年リリース、フレンチポップらしい軽やかさとほろ苦さが同居した1曲。 渋谷系にも通じるおしゃれな質感が、季節の変わり目のセンチメンタルな気分とちょうどよく調和します。 洋楽枠の締めくくりとして選びました。
J-POP/J-ROCKの「秋うた」殿堂
- No.31
楓
スピッツ
日本の「秋うた」を語る上で、まず名前が挙がる1曲と言っても過言ではありません。 紅葉して散っていく楓の葉に、大切な人との別れを重ねたスピッツらしい繊細な表現が光ります。 "秋の定番曲"の筆頭として、迷わず選びました。
- No.32
黄金の月
スガシカオ
月をモチーフにした、スガシカオさんらしいファンキーでありながら哀愁も漂う1曲。 空気が澄んで月がきれいに見える季節にこそ、じっくり味わいたい楽曲です。 "音楽通"が好んで挙げる隠れた定番曲のひとつだと思います。
- No.33
鱗
秦基博
秦基博さんの繊細な歌声が際立つバラード。じっくりと言葉を噛みしめるように聴きたい1曲です。 静かな夜、一人でしんみりと聴くと、より一層心に沁みてくると思います。 派手さはないですが、秋の夜長にふさわしい名曲です。
- No.34
掌
Mr.Children
内省的な歌詞と、じっくりと聴かせるメロディが印象的な1曲。 季節の変わり目にふと立ち止まって、自分自身と向き合いたくなる時に選びたい楽曲です。 Mr.Childrenの数あるバラードの中でも、特に秋によく似合う1曲だと思います。
- No.35
東京
くるり
都会での孤独や郷愁を描いた、くるりの代表曲のひとつ。 街の空気が少しずつ変わっていくこの季節に聴くと、いつもより染みるものがあります。 音楽好きの間で長く愛され続けている理由がよくわかる1曲です。
- No.36
メランコリニスタ
YUKI
タイトルの通り、メランコリックな気分をポップに昇華させた1曲。 YUKIさんらしい浮遊感のある歌声が、季節の変わり目特有のどこか落ち着かない気分と絶妙にマッチします。 おしゃれな秋うたを探している方にぜひ聴いてほしいです。
- No.37
ホームにて
中島みゆき
1977年リリース、中島みゆきさんの初期の名曲のひとつ。 故郷への想いと、そこに帰れないもどかしさを描いた歌詞世界が、季節の変わり目の郷愁と重なります。 "音楽通"なら知っておきたい、フォークソングの至宝です。
- No.38
ぼくたちの失敗
森田童子
1976年発表、ドラマ『高校教師』の主題歌としても広く知られるようになった1曲。 静かなギターの弾き語りと、深く沈み込むような歌声が、秋の夜長にじっくり向き合いたくなる空気を作ります。 昭和フォークの名曲として、"音楽通"のプレイリストには欠かせない1曲です。
- No.39
奏(かなで)
スキマスイッチ
卒業ソングの定番として知られていますが、大切な人との別れと再出発を描いた歌詞世界は、季節の節目にもよく合います。 じんわりと盛り上がっていくメロディ構成が、聴くたびに新しい発見をくれる1曲です。 誰もが知る「みんなの定番曲」として選びました。
- No.40
サウダージ
ポルノグラフィティ
タイトルの「サウダージ」は、ポルトガル語で郷愁や切ない想いを意味する言葉。 まさに夏の終わりから秋にかけての、言葉にしづらい寂しさをそのまま曲名にしたような1曲です。 2000年代を代表するロックバンドの隠れた名バラードとして選びました。
- No.41
瞬き
back number
一瞬のまばたきの間に過ぎ去っていく時間を描いた、back numberらしい繊細なバラード。 季節が変わる速さに置いていかれるような、切ない気持ちによく寄り添います。 静かな夜に、じっくりと聴いてほしい1曲です。
- No.42
栞
クリープハイプ
本にはさむ栞のように、ある1ページに気持ちを留めておきたくなる、そんな1曲。 尾崎世界観さんの独特な言葉選びが、季節の節目の複雑な感情を丁寧にすくい取ってくれます。 "音楽通"が好むバンドサウンドとして、この枠に選びました。
- No.43
秋桜(コスモス)
山口百恵
1977年発表、さだまさしさん作詞作曲によるこの曲は、「秋うた」というジャンルそのものを象徴する存在だと思います。 嫁いでいく娘と、それを見送る母の情景を描いた歌詞世界は、時代を超えて多くの人の心を打ち続けています。 "音楽通ならこれは外せない"という1曲として、迷わず選びました。 ※こちらは公式チャンネルの動画が見つからなかったため、視聴者投稿の動画を使用しています。
洋楽・ジャズスタンダードの「本物」枠
- No.44
The Autumn Song
ELLEGARDEN
日本のロックシーンを代表するバンド、ELLEGARDENによる、その名もずばり「秋の歌」。 疾走感のあるバンドサウンドの中に漂う哀愁が、爽やかさと切なさが同居するこの季節にぴったりです。 スタジオ版の公式MVが見当たらなかったため、ライブ映像でその熱量を楽しんでください。
- No.45
Autumn Leaves
Nat King Cole
原題は仏語の「Les Feuilles Mortes(枯葉)」。ジャズスタンダードの中でも特に「秋」を象徴する1曲です。 Nat King Coleの艶やかな低音ボーカルが、落ち葉が舞い散る情景を優雅に描き出します。 "音楽通"なら誰もが知る、ジャズの教科書のような名曲です。
- No.46
Autumn Leaves
Eva Cassidy
同じジャズスタンダードでも、Eva Cassidyによるカバーは全く違う表情を見せてくれます。 透明感のある歌声とオーケストラのアレンジが、しんみりとした秋の夜長によく合います。 Nat King Cole版と聴き比べてみるのも、"音楽通"らしい楽しみ方だと思います。
- No.47
Autumn in New York
Chet Baker
ニューヨークの秋を描いたジャズスタンダードを、Chet Bakerが持ち味の甘く切ないトランペットとボーカルで聴かせてくれます。 都会の秋の澄んだ空気感を音で表現したような1曲です。 深夜、静かに聴きたいジャズの名演です。
- No.48
Autumn Almanac
The Kinks
タイトルがそのまま「秋の暦」を意味する、The Kinksによる英国らしいポップソング。 日常のささやかな幸せを歌った歌詞世界が、季節の移ろいをゆったりと楽しむ気持ちにさせてくれます。 60年代の英国ロックからも1曲、という"音楽通"のこだわりで選びました。
- No.49
September Song
Frank Sinatra
人生の実りの季節を9月にたとえた、スタンダードナンバーの名曲。 フランク・シナトラの深みのある歌声が、時間の大切さをじんわりと感じさせてくれます。 大人の秋の夜長に、ゆったりと聴いてほしい1曲です。
- No.50
September
Earth, Wind & Fire
しんみりした選曲が続いたので、最後は思いきり明るく締めくくりたいと思います。 タイトルもそのまま「9月」、ファンク/ソウルの名曲としてパーティーでも定番の1曲です。 季節の変わり目も、こんな風に軽やかに楽しんでいけたらいいなと思い、プレイリストの最後に選びました。